HERO Engineeringでは「協働ロボット」の導入を支援いたします。
「協働ロボット」とは、ISOで定める協働運転条件をクリアしている産業用ロボットです。協働ロボットには以下の特徴があります。
①安全柵不要や人と一緒に作業を行う（※）等の運用が可能。
②ダイレクトティーチングが可能。
③「簡単に」をコンセプトとしているロボットが多いため、導入の敷居が低い。
「協働ロボット」は今までロボットを使用したことがないユーザーでも少々のトレーニングで使いこなすことが容易で結果的にローコストで運用することが可能な場合が多い。ユーザー自身が使いこなしていくことで新たな改善につながるケースもあり相乗効果が期待できる。
※安全柵なしの運用についてはリスクアセスメントによりリスク低減方策を行った結果可能になります。また「協働ロボット」は日本国内では協働運転可能な産業用ロボットという位置づけの為、事業主はロボットの教示や点検等の作業に従事する者に対し労働安全衛生規則に基づき「産業用ロボットの教示」及び「産業用ロボットの検査」に関する特別教育を行う事が法令により定められています。
どのような業種に向いているか
①金属加工業：NC旋盤やマシニングセンターを使用して少量多品種生産を行っている企業。
②組立作業：セルやラインの組立補助として、又は欠員の補填として。
③物 流：パレタイズやデパレタイズ作業を安全柵の無い空間で行う。
④その他：応用次第で様々な業種・業態に適用可能です。
ポイント：少量多品種、人と接近しての作業
苦手な業種は？
業種問わず、サイクルタイム重視、少品種多量生産の分野については専用機化した方がメリットが出やすいと考えます。
少量多品種のワーク加工の改善の為導入。
バー材からワークのもぎ取り、次工程対応させるためのストッカー内でワーク反転機能を取り入れる。
加工終了後、次工程用加工プログラムを呼び出すだけで対応可能となる。
ポイント：ロボットのプログラムと加工機のプログラムを連動させない所、狙いは完全自動化ではなく作業者の手助け。１分手間がかかるが導入コストは大幅に削減される。
協働ロボット＋工程変更による省人化
ご相談を受けた際は汎用機を用いて手動作業で行っていた作業を自動化したいというご要望でしたが、稼働率の低いマシニングセンタと専用治具、加工工程改善でワンチャッキングによる加工をご提案させていただきました。ロボットのロード・アンロードを組み合わせワーク投入以外無人運転が可能になり、現在も１６h/日で稼働しています。
ポイント：古い稼働率の低い機械を有効活用することで生産性を 大幅に向上させる事ができた。